先日、こんにゃく湿布会の時に来てくれてる村のおばあちゃんから興味深い話を聞きました。
目次
お寺と村の関係
当寺はとても深い歴史をもっております。
創建:寛治四年(1090年/平安時代)
開山:縁禄二年(1559年/室町時代)黁誉上人 (了空源照)
長い歴史の中で、場所の移動を一度、火災天災等により全壊し、建て直したのが三度以上あると伝わっています。
最後の修復の際に、村の人たちの協力があって今の形になっています。
そのせいもあり、村の人たちはお寺に対してあまりいい感情を抱いていないと勝手に思っていました。
ご本尊を背負って逃げた!?
もうすぐ90歳になろうかと村のおばあちゃんから聞かせてもらいました。
お寺に火が付き燃え盛る中、ご本尊を背負い救い出してくれたお母さんの話し。
立て直しに着工するまでの間、不審者が寄り付かない、寝床にならない様に真っ黒こげのお寺の中で夜を過ごした話し。
どれも、お寺の事を思ってしてくれていて、そのお母さんがいなかったら今のご本尊は無い、むしろお寺すら無かった可能性もあると思うと、とてもありがたいなぁと思います。
これからのお寺としての姿
村の人たちから愛されると言うのがお寺としてあるべき姿だとも思っています。
宗教離れ、お寺離れと嘆くのは簡単ですが、その中から需要を発掘し、過去の価値観に縛られていては生き残る事は出来ないと思っています。
これはお寺に限った話ではないですね。どの事業も、色々動いてやっていかないと生き残れない時になりました。
今年も盆踊りしましょうか