2020年3月8日に初午会を行いました。
目次
初午会とは
初午とは、稲荷社の祭の日つまり、二月の最初の午(うま)の日を指します。
旧暦に沿って行う場合は三月の最初の午の日になります。
初午会の起源
年に十二支があるのと同じように、一日単位でも十二支があります。
初午とは、二月(三月)の初めての午の日です。
何故二月(三月)なのか。
これには日本神話の神様が絡んでいます。
稲荷神社の本社である、伏見稲荷神社へ「稲に宿る神秘的な霊」と考えられる宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が伊奈利山へ降りた日が、初の午の日であったとされています。
何の為の法要か
上記の通り、稲に宿る神秘的な霊が関係した法要なので、五穀豊穣や商売繁盛を祈願しての大般若転読祈願を行います。
当寺では大般若転読祈願が終わった後に、境内で持ち投げを致します。
大般若転読祈願
大般若転読は、正式名称『大般若波羅蜜多経』と言います。
大般若経というお経があり、全600巻あります。
これを全て読んでいるととても時間かかるので、複数の僧侶で転読していきます。
転読とは、経本を一巻一巻広げて流し読む事を言います。
転読することにより、般若の風が起こるといいます。
コロナの影響
今年はコロナの影響で御非時と餅投げを中止にしました。
来年は出来る事を願っています。