六道輪廻と十王仏信仰と忌日法要

人は死んだらどうなるのか。そして残された私たちに出来る事はあるのか。そんな話です。
六道輪廻転生は生まれ変わりの、十王信仰は生まれ変わりの為の裁判の様な制度です。
悟りを開くと極楽浄土へ往生できると言われています。これを解脱と言います。
この六道輪廻と十王仏信仰は解脱出来なかった場合の死後の進路についての教えです。

六道輪廻転生

人は解脱出来なかったら、輪廻転生をすると言われています。
前世の行いによって以下の六道(六つの界)へ生まれ変わります。

天界
人間界
修羅界
畜生界
餓鬼界
地獄界
のどこかへ輪廻転生、つまり生まれ変わります。

人間界の上に天界がありますが、天界も輪廻の中に入っているんですね。
天界は人間より優れているとされる天人が住んでいて、人間界に比べて苦しみは人間界より少ないとされていますが煩悩から解き放たれておらず、極楽浄土ではないんですね。
そして、天人にも人間と同じように寿命があり、必ず終わりがあります。

以上が我々が死後輪廻転生する世界ですが、どこへ行くかは生前の行いによって裁かれます。
その裁きに関する教えが十王仏信仰の裁判制度です。

十王仏信仰と忌日法要

亡くなってから、輪廻転生するまで49日かかると言われています。
その49日間の間に7日毎に7つの門(法廷)を通ります。
門(法廷)にいる裁判官の事を十王(死者の審判を行う裁判官)と言います。
7日毎に行われる法要を忌日法要と言います。

この忌日法要は、この世に残された遺族が審理のたびに十王に対し死者への追善供養として嘆願を行う法要です。
追善供養とは、生きている者が善い行いを実践して、その功徳を死者へ積む行いです。
この場合の「善い行い」はお坊さんと一緒にお仏前でお経を上げる事が一般的です。
それぞれ裁く裁判官が決まっていて右側の○○王という仏様が裁判をします。

それぞれ
初七日(しょなのか):秦広王
二七日(ふたなのか):初広王
三七日(みなのか):宋帝王
四七日(よなのか):五官王
五七日(いつなのか):閻魔王
六七日((むなのか):変成王
四十九日(しじゅうくにち):泰山王
です

四十九日で「来世への六つの門」を通ります。この日を満中陰(まんちゅういん)とも言います。
この四十九日で輪廻転生をするとされています。

ですが中には「百か日法要」や、「一周忌」「三周忌」などの四十九日以降も法要を行った事がある人もいらっしゃると思います。

四十九日以降の輪廻転生した後の法要は、地獄道や餓鬼道へ落ちた人の再審判制度です。
人間界で、故人を想いお経をお経を上げることで、ご先祖がよりよい世界へ生まれ変われると願いです。

百か日(ひゃっかにち):平等王
一周忌(いっしゅうき):都市王
三回忌(さんかいき):五道転輪王
七回忌:蓮華王
十三回忌:慈恩王
三十三回忌:祇園王
です。

仏教発祥の地インドでは四十九日までの7回、中国では三回忌までの10回なんです。
日本に伝来してから13回つまり十三王仏信仰になったわけです。

どんどん縮小しています。

最近では簡略化が進み、告別式やお葬式の後に初七日をやり、後は四十九日の法要のみで済ませてしまう事が多いそうですね。

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